人材の雇用・採用に際し、その人の経歴・人柄・素行・勤務状況・思考・家族状況・生活状況を知ることは健全な労務管理に欠かせません。したがって、肝心なことが記載されていない略式の履歴書、短い面接、簡単なペーパーテストだけで採用の合否を決定するには危険が伴います。
多数の応募者の中からどの人物を採用するかは、使用者側の権利であり、選択の自由は当然保障されています。
採用する人材が他の社員に対し、一緒に安心して仕事の出来る同僚であることを見極める一連の手続きは、社員に安心感と一体感を持たせ、企業経営上極めて重大なことであると言えます。
ご相談の多いケース
- 金銭を扱う仕事に就かせるが、素行に問題は無いか?
- 学歴・職歴の記載に虚偽はないか?
- 氏名・住所の記載に虚偽はないか?
- 前勤務先での勤務状況、風評は?
- 過去の勤務先の退職理由は?
- 社会生活上の素行に問題はないか?
- 偏った思想・信条を持っていないか?
雇用・採用調査に関する調査実績
経理担当者の中途採用に際して
- 調査地域
- 石川県野々市市
- 依頼者
- 野々市市内の企業
- 対象者
- 最終選考者2名
ご相談内容
前職の経理担当者が退職することになったため、後任となる人材を中途採用する。過去に経理担当者による横領があったため、採用にあたっては万全を期したい。経歴、面接、試験の結果から、最終選考者2名まで絞ったのだが、履歴書の裏付けと素行調査をお願いしたい。
調査概要
当社にて調査した結果、2名とも履歴書の記載には虚偽はなかった。1名の退職理由は前職での金銭的なトラブルが関係していることが判明した。
後日談
最終面談で本人から調査結果の裏付けを取ることができ、今回の選考からは外しましたと連絡をいただきました。