第3章 移り行く女性像 ⑦ 新しい時代 058P
て若者たちが熱狂し、音楽も日本人の心の唄といわれている「演歌」が衰退しつつ、ロック、フォーク、ニューミュージックが幅をきかせるようになった。
昭和45年、大阪で「日本万国博覧会」が開かれた。
新幹線や高速道路を利用して見物する、「団塊世代と車社会」という家族・家庭に新たな変化が生まれた。
この頃からである、郊外にモダンなレストランがどんどん建ち、そこに吸い込まれるように、マイカーで家族一緒に外食に出かけるようになり、中年亭主らの「俺は、かあちゃんのケツに敷かれている」と照れ隠しのニガ笑いを見るようになった。
高度経済成長は、ここにきてすごいスピードで上り始める。
女性が、男女共同参画意識のもとで、男の職場にどんどん進出し、新婚夫婦は夫婦共働きが当然になって、若者の間にも芸能スターやアイドルが男女逆転現象になりつつ、ピンクレディーやキャンディーズなどのかわいい人気スターのライブに、男のファンが「追い掛け」と称して、全国の公演会場に
続く・・・
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