第7章 女の目から見た男たち ⑤ 古くて新しいもの 174P
も、ぞれを女の口からいわせること自体、やっておれないという心境である。
そんな輩(やから)はいったいどんな教育を受け、育てられてきたのだろうか、とふっと想像してみると、私の周りにも、子供の頃から東大とか京大などを目指すような、確かに学校では、「天は二物も三物も与えている」ような成績の良い優等生がいたが、ところが、今思うと、どこか性格的に問題があったようだ。
子供なりに生活文化やルールがあったのだが、意識したのか気付かなかったのか、それに溶け込もうとしなかったし、悪さなんてしているのを見たことも聞いたこともない。
それでいて、クラスではお嬢さんタイプの、これまた鼻持ちならぬマドンナの人気を独占して、周りの勉強嫌いで、ワンパクな鼻垂らし小僧らを気遣うこともなく、「良くいえば生まれながらにして個性的、悪くいえばハミ出し者」であったように思うのである。
その後、彼らは超有名学校に順調に上りつめて行き、後はこ
続く・・・
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