書籍紹介

第7章 女の目から見た男たち ④ 子供教育にオヤジは欠かせない 169P

自分たちのあの頃の「セブン、セブン」で「シェーッ、シェーッ」とレーザー光線をまねたところで情操教育になりはしない。それならおとぎ話をと、ツラツラ思い出そうにも、桃太郎と金太郎のストリーがどこかで錯綜(さくそう)してしまい、何を話しているのか自分でも分からないまま、情けなく頭をかきかき終了してしまう。

こうして、パパは「あっー、今の俺は、いったい誰なんだ?」と困惑しながら、嘆くのである。

家ではオヤジがいる場所がなくなった、と耳にするが、それは間違っているというもので、決して恐れることはない。

いくら女房から「駄目オヤジ」とレッテルを(は)貼られようが、子供にとってはそこに父親がいるというだけで、不安というものが解消され、安全な場所であるというイメージが強烈にあるのだ。

子供が複数おれば、必ず兄弟喧嘩がある。上がおもちゃであそんでいれば、下が欲しがるため、いさかいが始まる。下がなかなか手にした物を離さないものだから、上がやがて叩いたり、突き飛ばしたりするので、下が泣き出

続く・・・

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