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第6章 こんな女は問題だ ④ 安易な借金癖 139P

慮分別がつこうというものだが、いずれにしても、ここに至るまでには、サラ金業者やクレジット会社、あるいはキャッシングなどと多額の借り入れができて、その返済のために、別の業者から借金をするといった調子で、「雪だるま式」に負債が増えてしまい、多分、一年前からは金利の返済だけでも、ままならなかったことは容易に推測できるというものだ。

交際相手の彼氏の方も、類は類を呼ぶというか、「彼も私と付き合う前から、300万円ぐらいの借金があったの。今はその倍くらいかな?だから彼に頼ることもできない」と実際はその彼と知り合ったのがきっかけで、多額の借金を抱え込んだのだが、既に二人とも返済能力の限界をとっくに超えていることは、疑う余地もない。

彼女は、やや緊張した面持ちで、「自己破産すれば、借金が帳消しになるのではないですか」と徐々に本音の部分を打ちあける。

「その手続きをするにも、弁護士さんに手数料がかかるのよ」とおおよその手続きに要する金額を教えてやると、驚いたように視線を投げかけ、「自己破産は、金の無

続く・・・

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