書籍紹介

第6章 こんな女は問題だ ② 大人に成り切れない 125P

米国の同時テロ以来、それぞれの立場で言論・表現がいまほど注目されているときはきない。

人間は危機感が身近に切迫すると、言語感覚が高揚するというが、ワイドショーなんかに出てくる、平素各方面で代表する女性らの言葉の一つひとつに、「後は男たちがなんとかしてくれるだろう」という甘えの響きがあって、男社会にはまだまだという感じがしないでもない。

田中前外務大臣には、あの外務省改革の熱血ぶりで、国際舞台においても一歩も二歩も突き進んでほしいと期待したが、なんだか「内ではいいけど、外で恥をさらさないで……」と懇願する気持ちになってしまったし、野党の女性議員があの惨状を、「ざまぁみろ!」などとと発言したのも、常に自分は安全な位置にいるから、つい戦争と夫婦喧嘩を同じ土俵に乗せてしまって、ヒステリックに投げつけた言葉でないかと想像してみたりする。また、なぜかテレビの画面に女性芸能タレントまでがシャシャリ出てきて、「どうして人間同士が争うのでしよう?平和は人類の永遠のテーマです」と、修道院の尼さ

続く・・・

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