第7章 女の目から見た男たち ④ 子供教育にオヤジは欠かせない 168P
息子「パパは、お肉を食べても大丈夫なの?」
ママ「それはね、パパは小さい時に『わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい』と言われて、安物のハムをたくさん食べさせられたから、モオー……頭の中が壊れているの」
パパ(コノーッと、その目で睨みつける!)
そんな夫婦の微妙な心理を、直感する力を成長著しい子供らは身につけており、「パパとママは喧嘩しないで。離婚しちゃうと僕悲しいから」といわれ、「老いては親は子にたしなめられ」、世にいう中年夫婦の離婚危機を免れている。
これを「子供は夫婦のかすがい」というのであろうか、と、パパは改めて自覚しながらも、あの恋い焦がれた清純で控えめなママが、ここにきて田嶋陽子のように変身しつつ、傲慢(ごうまん)さだけが日増しに身についていき、その一方で、学生時代は学ランスタイルでかっ歩した「花の応援団」も、その勢いは時間とともに影を落としてしまい、夫婦の間に生活のリズムが狂い出しているのを悟るのである。
そんな妻にせめられ、子供に童話の一つでも思うが、
続く・・・
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