第7章 女の目から見た男たち ④ 子供教育にオヤジは欠かせない 165P
不登校や中退、ひきこもりなど現代の教育の荒廃は深刻である。
教える大人も、すっかり自信をなくしているから、教えられる子供のほうも、生きることに先が見えなくなっている。
どうして、こういう日本になったのか?それを真剣に考えなければ、解決の糸口を見つけることができない。が、あまりにもみんなが理由をこじつけてくるので、かえって答えが見いだせなくなるというものだ。
この際、率直に言わせてもらえば、政治を批判し、教育の荒廃を嘆くのも結構。しかし、その親たちとて自らの能力に悲観的であるのなら、国や専門家が研究し、議論し、対策を立ててくれることを信用せざるをえまい。
これを変な一部の者の口車に乗って、威勢よく反対とかなんとか騒いだところで、結局は今のような状態を招いたのだし、それよりも、その受け皿が、それぞれ個々の問題であるという、関心と自覚のほうがもっと大切であろうと思うのである。
つまり、肝心の受け皿が、ザルのようであったり、底が抜けているようであってはどうにもならないというものだ。
続く・・・
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