書籍紹介

第6章 こんな女は問題だ ③ 売春の行きつく先は 132P

中に男と女がおり、人間には表と裏の顔があり、生活には明と闇の部分がある。人はみな感情に左右されて生きているのであれば、歓楽街に人々が集まるのは、俗悪さにある種の美を感じ、生の本能を見るからであろうか。

いわば、日の当たらない影や、美しさに隠れた汚れが、かえって怪しげな魅力で人々を吸い寄せながら、さまざまな思いで満足させてくれるので、時が変わろうとも手や品を変えて、永遠に消え去ることがないということだろう。

しかし、これを苦々しく思った貞淑でかつ高貴なご婦人方が、女性人権擁護の御旗のもとに、売春防止法の立法化に立ち上がった。

これまでの嫌悪感や憎悪感を機関銃のようにパンパンやれば、男にとってどんな反撃も、「不謹慎」で一蹴(いっしゅう)されてなすすべがない。

それはそれなりに女性差別の解放運動としては、正しい選択肢であったことには間違いない。

ところが、スケベ男どもの外の遊び場を払拭(ふっしょく)し、これで内

続く・・・

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