第6章 こんな女は問題だ ② 大人に成り切れない 129P
の式場に模擬日本刀まで持ち込んで警察に捕まる一方で、いつの時代でも「若者をそんな目で、見てはいけない」とオベンチャラを並べる、毒にも薬にもならない「良識派」を称するものが出てき
になるための基本ができていなくて、それでいいのである。
だから自由だけを強調し、我ままを社会でも通すことが可能だ、と甘えがある、それぐらいは、誰だって分かり切っている。
ところで、こうした傾向が全国的であれば、もはや成人式の存在すら否定するにほかならいのであるから、そろそろ、行政側も体面にこだわらず、思い切ってこんなことに決着をつけたらどうかと、つくづく思う。
そうでなくても、現実にガードマンを配置しているところもあるそうだし、このうえ機動隊でも出動しなければ治まりがつかない、なんてなるともう笑い話だ。
若者の中には堅苦しい講演などやめて、どうせお祭り気分で、ロックバンドの演奏会か、ダンスパーティーにしたほうが、よっぽど気がきいているという声も出ているのだから、彼ら主体に自由にやらせておけばいいのである。
そして、税金などは一切使う必要がない。
それによって、「何があっても文句をいわせず、自分の言行に責任をとらせる」と悟らせる、それぐらい気概がなくては、大人がなめられるばかりだ。
続く・・・
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