書籍紹介

第6章 こんな女は問題だ ⑤ 料理をしない女 147P

んや主婦らが多くなってきているから不思議な現象である。

受ける離婚相談でも、突き詰めればそれが背景や要因になっているケースが驚くほど多い。

もともと夫婦円満の秘訣(ひけつ)は、いくらなんだかんだと言っても、「食事とセックスさえうまくいっておれば、外はたいてい付け足し」だというのが、私の持論である。

男と女がこの世に存在する限り、本能的にも生理的にも行き着くところはそこであり、他の動物と異なるのは、自然界で神がそれよりも考える力を多く与えたため、その受け止め方と表現方法が異なるに過ぎないと認識している。

その理論からすれば、食事は男女関係にとって、けっして軽視できないものであり、セックスが究極の愛であれば、食事はその懸け橋であり、裏を返せば「食事とセックス」のないような夫婦は、果たして満足な夫婦と言えるのだろうか、ということにもなろうか。

ところで、ある料理学者が、「女にとって男に優る五感があるとするなら、それは味覚である」と言っていたが、古今東西、男が女に代わって家庭の食事を作っていたという国や歴史はお目にかかったこと

続く・・・

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