第3章 移り行く女性像 ⑦ 新しい時代 060P
進出し、現在ビジネス社会でもキャリアウーマンが、男の部下を顎(あご)で使うことに違和感がなくなりつつある。こうして、女たちは「より高い理想と目標を求めて、挑戦していく」のである。
しかも、最近の世相を見ると、「女が男の価値判断の決定権がある」ような感じさえするのである。
また、それは「水の流れ」のように行きつくところまで、もう誰も止めることができないであろう。
しかしながら、21世紀の新しい時代を迎えて、外に向けては、資源のない国が一段と交易に頼らざるを得ない立場でありながら、いつまでも「一国平和独占主義」の身勝手な論理を振り回しており、内には不況の嵐の中で、これまでの日本版護送船団がどんどん沈没しているという状況で、男社会の中で見えを張ってきた女性の生き方が、果たして「行きつく先が『吉』と出るか『凶』と出るか?」不透明であり、不安が横切らないでもない。
いずれにしても、その答えは二十一世紀に出るであろう……、と思うのである。
続く・・・
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