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メッセージ

2015年07月20日 (木)  

女性経営者として

当社創業は、丁度東京オリンピックの年ですから、社歴は50年になります。思い起こしますと、日本経済が「戦後が終わった」と叫ばれつつ、名実ともに新旧の扉を閉じ開き、世界に向けて躍進第一歩の年に、陶新聞社に勤めていた夫と二人三脚で探偵業という奇想天外な分野をスタートさせたのですから、若さに任せての冒険だったのでしょうか。

なにしろ、保守的な土地柄の北陸では探偵社というものが初めてでしたから、珍しさも加わってお客様も実に千差万別でした。

明智小五郎か、金田一耕助などの名探偵と勘違いなされて、まるで手品師かスパイ映画もどきのご依頼があったり、空手や合気道の達人と噂されて、今から思えばそれはもう滑稽さが先に立って、肝心の商いの方は当分成り立ちませんでしたね。

今でこそ、この業界も時流にのって社会的地位を確立しつつ、「情報」がますます大きなウェートを占めるようになってきましたので、この商売の将来性にはまだまだ未開の魅力があるように予測されます。
しかし、仕事内容が他人のプライバシーなど人権と密接にかかわりますから、情報の扱い次第で危険な武器にもなりかねない面が多分にあり、お客様が最も心配なされるところです。ですから、この仕事をするには「正義感」がないとできませんし、それを素直に見、素直に感じ、素直に考えることのできる人でなければ、まず無理であり絶対に長続きはいたしません。

女性の美しさ

女性の美しさは三十歳までは生まれながらのもの、三十歳を過ぎた美しさは自らの責任で作らなければならない、というのが私の持論です。若さだけなら温室栽培と同じく恵まれた環境で他人に育ててもらっておりますから、色彩豊かで形も宜しく、味がいいのが当たり前のこと。

でも美しさの真価は、自然や環境に逆らわず、冷たい冬や暑い夏を多く経験するほどに豊かに育ち、ここで培った美しさは誰にでも重宝がられます。その魅力は過去の体験の中で、喜び、悲しみ、泣いて笑い、愛されて裏切られ、失敗し成功する、その積み重ねの中でこそ、より光り輝くものと思います。ある著名な事業家から「幼き日のアカ切れた母の手や、野良仕事の父の後ろ姿に、いつまでも人間の美しさとして焼き付いている。」と聞かされて、その正直さと豊かな人間性に、流石本物(者)と感動しました。

いくら外見がよくても精神的温室に育ち、雨や嵐を避けてきた者、あるいはブランドに目を奪われて買い漁ってきた人には多分理解できないでしょうね。それより残酷なのは立派に育った花や実を自ら枯らしてしまう若者が多くなったことは、実に悲しいことです。

女性のしたたかさ

先般のセビリア世界陸上で日本の期待に花を添えてくれたのが、
女子マラソンの市橋有利さん。その前のバンコック・アジア大会で金メダル第一号に輝き、発奮させてくれたのが高橋尚子さんでした。二人とも、どこにでも見られるようなごく普通のお嬢さん。決して初めから有望視されていた選手ではなく、常に前進を続けながら自らを鍛えるハングリーさは、いつまでも乳離れしないマザコンなんかと比べようもありません。あの小さな体で驚異的なパワーを発揮し、流れ落ちる汗をぬぐおうともせず、「はじめからメダルを狙っていた」と言ってのけるあのしたたかさに女性の強さを重ねて、私も思わず喝采しました。
さて、現在の景気低迷を消費者不況とするなら、世の奥様方が財布をがっちり握っていることを忘れてはなりません。女性はいきるための究極のスベを本能、生理的に身につけているのです。消費者の実権が女性であるからこそシビアに現実を見つめ、決して政略や策略に惑わされることなく、しっかりと家族と家庭を死守していることを為政者はもっと知るべきでありましょう。「閣僚の皆様。本当に景気回復をお望みならば、先ずご自分の奥様の財布のひもをゆるくすることに努力なされては…。」なんて。
これってしたたかでなく、女性特有の嫌味か、やっかみかしら。失礼しました!

桂木紀子


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